Tactical Future Design（戦術的未来設計）。変わった社名だと思いますが、簡単に説明すると、音楽家になりたいと思ったときに我々は沢山の戦術を持って未来を設計するためのノウハウを提供しますよ。でもあなたの人生なのだから戦略は自分で立案しなさい。といったちょっと偉そうな意味なのですが、今日ご紹介する彼女は上手く活用してくれたアーティストの卵のひとり。

石倉江里子。音楽の道を志したいという話を聞いてピアノ指導者を紹介したのは彼女が中学の頃。さてさてどうなることやらと不安もありましたが、持ち前の明るさと行動力で都立芸術高校を経て東京音楽大学へ進学しました。ものすごい努力家でしたので、いずれはクラシック界で生計を立てるんだろうなと思っていたのですが、ある日突然「私はクラシック音楽も好きだけど、ジャズがやりたい！大学をやめてアメリカに行きたい！！どうしたらいいか？」とメールをもらいました。その時に即答で「とっとと大学やめてアメリカ行ってこい！当分帰ってくるな！！」と言ったのがかれこれ５年前。それから彼女は自分で学費と滞在費を稼ぎ、現在はバークリー音楽大学で音楽の勉強をしています。今日は昨日フェイスブックにアップされていた彼女の演奏をご紹介します。今までの経緯と彼女の持つ音楽性にふれ久々に涙しました。

☆☆演奏はこちら☆☆

https://youtu.be/6h4RU6r5wN4